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胃潰瘍に対するネキシウムの効果

2019年05月24日
薬を飲む男性

ネキシウムは、胃酸分泌抑制薬(プロトンポンプ阻害薬)と呼ばれる薬です。
胃酸の分泌を抑えて、消化性潰瘍を治療します。
胃潰瘍だけでなく、十二指腸潰瘍や逆流性食道炎といった病気の治療に使われます。
そもそも胃潰瘍とは、胃に到達した食べ物を粥状に消化するために分泌される胃酸が、何らかの原因で胃粘膜まで消化してしまうことで起こります。
結果胃壁がただれて傷付き、酷い時にはそれが筋肉にまで到達します。
何故そんなことが起こるのでしょうか。
健康な胃は、胃酸から胃を守るために胃粘液を分泌して胃粘膜の表面を覆い、守っています。
通常なら胃酸の分泌と胃粘液の分泌はバランスが取れているため、胃酸が胃粘膜を傷つけることはありません。
ところがストレスやヘリコバクター・ピロリ菌などの原因により、胃酸の分泌が活発になる、あるいは粘液の分泌が少なくなると、胃粘液が胃粘膜を守りきれなくなります。
その結果胃酸が胃粘膜を傷つけ潰瘍ができてしまうのです。
胃潰瘍は以前は男性に多い病気でしたが、最近では更年期の50代の女性や、若い人の発症率も高くなってきました。
ネキシウムは、胃酸の分泌を強力に抑える効果があります。
その結果胃酸の悪い影響をなくすことができ、胃潰瘍の治りが良くなります。
難治性の潰瘍にも優れた効果を発揮します。
また、薬の代謝に個人差がそれほどなく、ばらつきのない安定した効果が期待できます。
また、ネキシウムはヘリコバクター・ピロリ菌の除菌にも用いられます。
その場合は、他二種類の抗生物質と併用します。
ネキシウムの効果で胃酸を少なくすることで、胃の中で抗生物質の効きがよくなり、除菌成功率が高まるからです。
ネキシウムなどの薬のおかげで、胃潰瘍は最近では手術せず服薬だけで治せる病気になってきました。
とはいえ、自分だけで判断せず、医師の指示を仰ぐことが大切です。